積立FX(SBI FXトレード)のメリットは?デメリット、おすすめ通貨など徹底解説

積立FX(SBI FXトレード)のメリットは?デメリット、おすすめ通貨など徹底解説

積立FXは、FXのメリットを利用した外貨預金の類似商品です。

FXと聞くと、短期売買が目的のハイリスク・ハイリターンの金融商品で、一般の人には近寄りがたいイメージがあるかもしれませんが、積立FXは外貨預金も低コストで中長期投資向けの商品となっています。

本記事では、SBIFXトレードが提供する国内唯一の外貨積立の金融商品「積立FX」について、特徴・評価やメリット・デメリット、またオススメ通貨などを詳しく解説していきます。

積立FXの特徴|メリット・デメリットは?

積立FXは、事前に条件を設定すれば、外貨(米ドルなど)を定期的に購入・積立してくれる金融サービスです。

外貨を定期的に積立られるので、中長期で外貨投資を行いたい方にオススメの外貨預金型の金融商品と言えます。

外貨投資と聞くと、銀行などの外貨預金などを思い起こす方も多いかもしれませんが、銀行の外貨預金よりも、手数料が格段に安く、金利も高い点が特徴です。

また、FXと聞くと、短期売買が主流のハイリスク・ハイリターンの投機的なイメージがありますが、積立FXは、FXの良い面をうまく活用した外貨定期預金の類似商品で、以下解説するように、多くの魅力・メリットがあります。

積立FXの魅力・メリット
  • 為替手数料(スプレッド)が安い
  • 金利(スワップポイント)が、高水準
  • レバレッジを1倍~3倍の範囲で選択可能
  • 積立は、毎月・毎週・毎日から選択が可能(時間の分散ができる!)
  • 取引業者が破綻しても、全額保護

FX取引の利点を活かし、銀行預金や外貨MMFと比べて低コスト・高金利を実現しているため、外貨預金関連商品としては、優秀な商品と言えます。

以下、それぞれのメリットを詳しく解説していきます。

スプレッド(為替手数料)が安い

中長期の資産運用・投資で重要なことの1つが、運用コスト(手数料)を安く抑えることです。

コストは、投資家への確実なマイナスリターンとなり運用パフォーマンスを悪化させます。外貨投資も例外ではなく、より手数料の安い(低コストの)金融商品を利用することが、確実な投資パフォーマンスの向上につながります。

外貨預金型商品を売買・取引する際にかかる手数料には、円を外貨に替える際の「為替手数料(スプレッド)」があります。

そこで、外貨預金型商品のスプレッドを比較してみると、下表からもわかるように、積立FXの手数料が圧倒的に安いことがわかります。

投資商品 為替手数料(スプレッド)
1米ドルあたり
積立FX 5銭
外貨MMF 20銭
外貨預金 1円程度

積立FXの手数料が安い理由は、FX取引・売買の手数料の安さを活かしているためです。FXは他の金融商品と比べて、すスプレッドが狭い(為替手数料が安い)特徴があります。

そのため、外貨預金型商品での運用を行う場合、運用コストの安い「積立FX」を選ぶことが、手数料による損(マイナスリターン)を防ぐベストな選択です。

金利(スワップポイント)が高水準

金利(スワップポイント)が、銀行の外貨預金と比べて高い点も積立FXのメリットの一つです。

金利(スワップポイント)は、日々刻々と変動するので商品間の数字を明確に比較することはできませんが、今までの経験や過去のデータ、以下のような金利水準のイメージです。

投資商品 スワップポイント
(金利)のイメージ
積立FX 高水準
外貨MMF 一般的な水準
外貨預金
(一般の銀行)
低め

レバレッジ(1倍~3倍)が選択可能

積立FXでは、投資スタンスにあわせて、1~3倍のレバレッジを選択して、取引することができます。

例えば、リスクを抑えたい方はレバレッジ1倍に、またリスクをある程度取った運用を行いたい方は、それ以上のレバレッジを3倍までかけることができます。

例えば、毎月10万円ずつ購入したい場合、各レバレッジで以下のような取引となります。

  • レバレッジ1倍の場合:100,000円÷120円=833.33ドル購入
  • レバレッジ2倍の場合:100,000円×2倍÷120円=1,666.66ドル購入
  • レバレッジ3倍の場合:100,000円×3倍÷120円=2,500ドル購入

*1米ドル=120円で1か月間推移した場合

レバレッジは、銀行の外貨預金など他の商品には無いシステムで、幅広い運用が可能となります。ここでも、FX取引のメリットを活かされています。

また、通貨ペア毎にレベレッジの範囲が決まっています。

日本円米ドルなど比較的安定な通貨ペアは3倍までレバレッジを挙げられますが、トルコリラや南アフリカランドなどの通貨ペアは最大2倍までとなっています。

通貨ペア毎の最大レバレッジ
  • 最大2倍:中国人民元・南アフリカランド・トルコリラ・香港ドル
  • 最大3倍:米ドル・英ポンド・豪ドル・NZ ドル・カナダドル

毎日・毎週・毎月の購入頻度が選べる

積立FXでは、毎日・毎週・毎月など、あらかじめ設定した期間・頻度で、定期的に外貨を自動購入・積立することが可能です。

そのため、いちいち為替レートをチェックして、取引を行う必要がなく、手間を省いた外貨積立が行えます。

購入・積立を頻度を、毎日や毎月など小分に行うことで、時間を分散し、結果的にリスクを分散することができ、ドルコスト平均法を実践することができます。

さらに、レート固定機能自分が希望したレートの時のみ購入や売却ができるサービスもあります。

取引業者が破綻しても、全額保護

意外かもしれませんが、積立FX、銀行の外貨預金よりも、資産の安全性が高いと言えます。銀行が破綻した場合に適用される預金保険制度(ペイオフ)で外貨預金は対象外ですが、積立FXは証拠金が信託保全されているため、取引業者が破綻しても全額が保護されます。

投資商品 取引業者が破綻した場合
積立FX 全額保護 ○
外貨MMF 全額保護 ○
外貨預金
(一般の銀行)
保護対象外 ×
*外貨預金は、預金保険制度(ペイオフ)の対象外

デメリット・おすすめできないポイントはある?

ここまで解説してきたように、良いこと尽くめの積立FXですが、デメリットや注意点、おすすめできない項目などはあるのでしょうか?

積立FXは、かなり良くできた外貨預金型商品でデメリットを挙げるのは難しいですが、あえて挙げるとすれば、株式や投資信託などとの損益通算(保有している金融商品内の利益・損失を合算できる仕組み)ができない点です。

ただし、これのデメリットは、他の外貨預金型商品にも言えることです。また、株式投資や投信信託を保有していない方には関係ありませんし、損をなるべく抑えた長期安定運用を行っている方にも大きなインパクトは無いでしょう。

評価・まとめ

ここまで解説してきた積立FXの特徴やメリット、銀行外貨預金・外貨MMFとの比較をまとめると、下表のようになります。

FXの特徴を活かし手数料を最小限に抑え、他商品よりも有利な金利水準で、長期運用を目的とした積立FXが行えることがわかります。

投資商品 為替手数料 スワップ
(金利)
取引業者が破綻した場合
積立FX 5銭 高い 全額保護 ○
外貨MMF 20銭 一般的な水準 全額保護 ○
外貨預金
(一般の銀行)
1円程度 低い 保護対象外 ×
*外貨預金は、預金保険制度(ペイオフ)の対象外

FXは、業者間の競争や取引スピードなどの革新により、他業種の外貨取引よりも、圧倒的に低コストな取引を実現しています。その低コストなどFX取引のノウハウをフル活用し、長期の資産運用を目的とした外貨預金型商品として生まれたのが、積立FXです。

そのため、外貨預金型商品としては運用効率と利便性が良い商品と言えます。マイナス金利の導入など低金利時代が続く中、相対的に金利水準の高い外貨預金を始めようと思っている方は、本商品を選択肢の一つとして検討すると良いでしょう。

おすすめ通貨は?米ドル・トルコリラなど9通貨ペアが購入可能

積立FXの投資対象は外貨となっており、以下の9種類の取り扱い通貨ペアで、最小単位から取引が行えます。例えば、米ドルの買付であれば、1ドル単位と低価格からの取引可能です。

取引可能通貨ペア(全9種類)
  • 米ドル/円
  • 英ポンド/円
  • 豪ドル/円
  • NZドル/円
  • 中国人民元/円
  • 南アフリカランド/円
  • トルコリラ/円
  • 香港ドル/円
  • カナダドル/円

トルコリラ・南アフリカランドも購入可能

積立FXの投資対象は広く、米ドルや英ポンドなどの先進国通貨だけでなく、スワップポイントなど高金利の通貨として人気が高い、トルコリラ・南アフリカランドなどの新興国の通貨も積立FXで取引可能できます。

初心者のおすすめ通貨は?

初心の方であれば、安定した(他の通貨)、また金利水準の高い米ドルを取引するのが良いでしょう。人民元や南アフリカランドは、高金利ですが、為替自体が大きく動くので、長期の安定運用を行いたい方には、あまりオススメできません。

このように、積立FXは、FXならでは低コストや利便性だけでなく、比較的に低リスクの通貨から高金利の通貨まで幅広い通貨の積立が可能です。皆様のリスク許容度などに応じて通貨を選んで見てください。

毎日も可能!積立FXのやり方、確定申告は?

ここからは、積立FXの買い方や確定申告など、より実践的な面を解説していきます。

購入・積立額は?日本円も可能

購入金額の指定は、日本円単位と外貨通貨単位の両方が選択可能です。そのため、外貨単位に馴染みがない方でも、日本円にさえ慣れていれば、購入額のイメージがつきやすいですね。

口座開設から積立FXの始め方などの詳しい解説(図解)は、以下をご参照ください。

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毎日・毎週・毎月など取引頻度も選択できる

積立と聞くと、毎月行うイメージがある方が多いと思いますが、SBIFX積立FXでは、以下の3通りから購入頻度を選ぶことができます。買付タイミングは、プロでも難しいので、我々のような一般人には、定期積立のような時間を分散した積立が良いですね。

取引頻度(全3種類から選択可能)
  • 毎月
  • 毎週
  • 毎日

円高時のロスカットは?

ロスカットとは、為替の急変動などにより、含み損が一定レベルに達した時に強制決済する仕組みです。積立FXの場合、証拠金が30%以下になると、強制決済(ロスカット)されます。

ただし、レバレッジが最大3倍と低く抑えられているため、証拠金30%以下のロスカットや証拠金不足のリスクは、そこまで高くないと考えられます。

例えば、1ドル110円でレバレッジが1倍の場合、1ドル40円程度になります。記憶に新しい所では、2011年の1ドル75円がドル円の高値となっているので、そう簡単にロスカットされることは無さそうです。

ちなみに、毎月1万円を購入する場合、レバッレジ2倍・レバレッジ3倍の場合のロスカット価格・ロスカット値幅は、下表にまとめたようになります。

上の表は、以下の条件の基で算出されています。

  • それぞれ必要証拠金の額だけで運用した場合の結果
  • ロスカット値幅(現在価格が1ドル=100円の場合)
    ロスカット値幅=必要証拠金[1万円]×ロスカット率[1-0.3(=0.7)]÷購入数量
  • ロスカット価格(現在価格が1ドル=100円の場合)
    ロスカット価格=現在価格[100円]-ロスカット値幅】で数値を計算

確定申告・税金は?

FXで発生した利益は「先物取引に係る雑所得等」として、申告分離課税(対象者は個人の方)の対象となり、税率は20%(所得税15%・住民税5%)です。これに、復興特別所得税:0.315%(15%×2.1%)が加わり、合計20.315%が税率となります。

個人口座の場合、決済していないポジションの評価損益やスワップポイントは、課税対象とはなりません。

また、積立FXには、証券口座などにある「特定口座」がありませんので、基本的に確定申告が必要になります(*特定口座とは、自動的に税金が引かれる口座)。

利益が少ない場合、確定申告をしなくても大丈夫な場合がありますが、SBI FXトレードや税務署の方などに問い合わせ・確認する必要があります。

よくある質問

最後に、積立FXに関して質問が多い項目について解説して行きます。

証拠金とは何ですか?

FX(正式名称:外国為替証拠金取引)を行うには、FX口座を開設した後、取引や積立FXを行うために、一定のお金を担保として入金します。この担保金を「証拠金」や「保証金」と呼びます。

なぜ投資元本ではなく証拠金と呼ぶかと言うと、FXではレバレッジが使えるためです(積立FXなら3倍、通常FXなら25倍まで)。

例えば、10万円入金した場合、レバレッジを利用すると最大25倍(250万円分)の投資が行えます。

通常のFXとの違いは?

通常取引の方が、取引通貨が多く、レバレッジが広く取られています。

ただし、通常取引は、短期トレードが主流なのに対して、積立FXは中長期の資産運用が目的であるため、レバレッジも3倍もあれば十分で、選ぶ通貨も米ドルなど安定した通貨がメインとなるため、現在の積立FXの仕様で全く問題ないと思います。

また、スプレッドは通常取引の方が狭く、積立FXの方が広く若干実質の手数料が高くなります。ただし、他の外貨預金型商品と比べると十分小さい上で、自動積立などができるため、リーズナブルなコストと言えます。

通常取引と積立FXの違い・比較

項目 積立FX 通常FX
取引・機能
  • レバレッジ3倍まで
    (一部2倍まで)
  • 取引通貨:9通貨
  • レバレッジ25倍まで
  • 取引通貨:26通貨
スプレッド 広い 狭い

ドル・コスト平均法とは?

ドルコスト平均法とは、定期的に投資商品を購入・積立する投資法です。積立FXのように、毎月(または毎週、毎日)定額購入する資産運用の手法です。

定額購入法の目的は、購入量の平均取得価格を引き下げること等です。下図は、ドルコスト平均法のイメージ図です。この図では、毎月6,000円分を定額購入した時の、購入できた米ドルを表したものです。

ドルコスト平均法の概念図ドルコスト平均法の概念図

いずれも、6,000円分の投資をしていますが、相場下落時には多めに、逆に相場下落時には少なめに米ドルを購入することができます。相場観や感情に流されず、高値時はあまり購入せず、安値時にたくさん仕込むことが可能です。

FXという聞くと短期売買(トレード)が目的の金融商品に感じるかもしれませんが、積立FXを利用した取引・売買を行うことで、ドルコスト平均法を駆使した外貨積立が行えます。

ドルコスト平均法と積立FXの関係、また取引・売買法などは、以下をご参考下さい。

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投資金額(必要資金)はどのくらいですか?

積立FXの特徴の一つが、少ない資金でもコツコツ積立ができる点です。例えば、毎月1万円の投資資金でも段階的に積立が行えます。

もちろん、資金力があった方が、スワップポイントによるキャッシュフローが大きくなりますが、コツコツ少額を積み立てることで、将来的にそれなりの資金に育てることも可能です。

積立FX【まとめ】どんな人にオススメ?

積立FXの特徴、メリット・デメリットをまとめると、下表のようになります。

このように、SBIFXトレードのは、FX取引の特徴を活かした画期的な新商品です。ドルコスト平均法を利用して、定期的にコツコツと外貨をつみたてることができます。他外貨預金型商品と比べて、コスト・利便性も圧倒的に優れており、オススメできる商品です。

「運用効率を上げたい」、また「日本円以外の資産を持ちたい」という方は、この機会に、SBIFX積立FXを利用した外貨定期預金の検討してみると良いでしょう。

また、積立FX口座の開設方法・手順、また取引のはじめ方は、以下をご参照ください。

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